「こっ! こんにちは!!!」

「お名前は?」

「あっ!! 佐々木 舞子です!!」

ぷっ、声裏返ってるし・・・・

「私、1-Cの大倉姫花です。 」

「あっ! しっ知ってます!!!」

視線を落とすと、咲ちゃんはさらに小さくなっていた

そりゃそうだろう・・ 石田に面白くない上に簡単な女なんて評価されて・・・
もうこの空間にいるのも嫌なんだろうな・・・

「私達、移動教室なの。もう遅れちゃうから・・」とその場の空気を断って、歩き出す

石田とその仲間達は、手を振って見送ってくれた・・

そして、私達が角を曲がった途端に

「いー!!! やったぁ!!!」

「信じらんなぁい!!」

などと、ありえない雄叫びが沢山聞こえてきた

これで、駒は配置に着いた。

ここからは大吾にも出てきてもらわなくっちゃ!!

あ~どうしてくれようか!