「咲ちゃんと大吾だって・・」と姫花

「私達の方が先に付き合ったのに、姫ちゃん達の方がずっーと前から付き合ってるみたいですよ~」

「そんなことないって!」

「そんなことありますって!!」

くだらない二人の会話を呆れて聞いていたりんだったが、とうとう我慢できなくなり、

「あ~もう!!うっさい!!」と二人を一喝した

「ったく・・・一人モンの私へのあてつけ?」

「りん~ そんな事言わないでよ~」と姫花

「はぁ・・ まぁ、いいわ・・ ふたりには、こっちの方まかせっきりだし・・で、準備は万端なの?」

「もう!ばっちり♪ 日向さんの向こうの知り合いから、北欧家具を貸してくれて、本当に本物のカフェですよ!」と咲は興奮気味

そう、姫花・潤也・りん・賢次・龍馬・大吾・咲・ガク・日向の9人で学園祭の二日間カフェを開くことにしていたのだ

もちろん、秋の日差しの下、オープンスペースも作る予定でいる

その準備を姫花・日向・咲の三人でほとんど終わらせていた

まぁ、他の6人は学園祭に二日間出るためのスケジュール調整でこの時期、仕事が詰まっていたので、仕方がなかった・・

「そっか~ 日向さんってセンスいいもんね~ 」とりん

「そうなんですよ! 打ち合わせの度においしいレストランとかカフェにつれてってくれて~」と咲は思い出しながらうっとり・・していた

「え~ うらやまし~ 」

「本当・・姫ちゃんがうらやましい~ あんな完璧なエスコートの出来る男って、この年代じゃ皆無ですよ?」と咲

「なんか・・すっごい想像できる!! 日向さんってジェントルよねぇ~」

姫花を置いてきぼりにして、二人は日向トークで盛り上がり、昼休みは過ぎていった・・