姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】

日向先輩のオーダーしたランチ用のコースメニューは、昼らしく少しあっさりめで食べやすかった。

「日向先輩、すっごくおいしかったですね」

二人は食後のコーヒーを飲んでいた

「そう言ってもらえて嬉しいよ。 もう少し、この辺をドライブしてから帰る?」

「そうですね! この辺りに詳しいんですか?」

「めちゃくちゃ詳しいってわけじゃないけど、今はナビもあるし迷うことはないよ」

「海が近いって事は、水族館とかあるんですかね? 魚市場とかも!!」

「姫ちゃんって本当に面白いよね。水族館で魚見た後に、市場で夕飯の魚買って帰るの?」

「え?ダメですか?」

「いや・・いいんじゃない?」いう日向は笑いが止まらない

そして、二人はレストランを後にし、ナビで近くにある水族館をめざした