日曜日 「ごめん!待ったよね?」 少し遅れてしまった私は急いで謝る。 「大丈夫だよ。俺もさっき来たし。」 そう言って笑う笠山くんにつられて私も笑った。 「じゃ、行こ。」 そう言って手を差し出してくる。 私は思わず、首をかしげた。 「あ、ごめん。手つなぐの嫌だった?」 「あ、そうゆうこと。ううん。嫌じゃないよ。」 そう言って彼の手の上に自分の手を重ねた。