行ってくると声をかけた紗季ちゃんに返事をした。




やばい。




体がキツい。




さっきまでこんなになかったのになぁ。





「だいぶきつそうだな。熱上がってんじゃねーの?」




晴瀬くんが、置いてあった体温計を差し出しながら言った。




熱を測ってみると、




38.5




こんなに熱出てたんだ。