薄塩味の恋愛






拝啓皆川美保様





一蹴り入れたご無礼をお許し下さい






美保様みほりんみぽたんありがとう愛してる






あのときこのネックレスを買わなかったらこんなご褒美ルートに入れてなかったよ






さっきから私のネックレスを観察して私の鼻もとにプリンスの青春のにおいが届く(甘いにおいなんてあるはずがない)






でも私にはこの汗くささまで甘い匂いに感じてしまう





私の二重顎にどうか気付かないでと願っていると春野くんが星が好きなのかと聞かれた






『もちろん一番すきなのは春の…星はいいよね!星好きだよ!かわいい!きゃわたん!』





寝起きで口が滑ってしまった




「春の星?そうなんだ」






「そうそう春の星はかわいいんだよね」






うまく誤魔化せたからよかったけど危なかった…







そろそろ春野くんとの至近距離に耐えられなくなってきた時チャイムが鳴った







「チャイム鳴っちゃったね、残念
また話そうね」






『いつでもお待ちしてます』






向こうから再戦を申し込んでくるとは…






まさか美保の予言通りになるとはね






生きて来た中で一番幸せな昼休みを過ごした2月ある日の出来事








(あ、よだれ…垂れてなかった…よかった)