薄塩味の恋愛






人がたくさん集まって騒ぐのはあまり好きじゃない




嫌われたくないし仕方なくC組女子会に参加したもののやはり自分にはこういう場は向いていないようだ





女子会のすることといえばガールズトークとかいうやつで




話題の中心はやっぱり春野くんで





うきゃうきゃ騒いでるかと思ったらクラスの女子Aがぽろっとこんなことを漏らした



「そういえば春野くんって好きな人とか居るのかなぁ」





「いないでしょ〜。誰にだって優しいし好きとか嫌いとかそういう域じゃないんじゃない?」





「だよねー。なんか安心したかもー。」





この二言だけで次の話題に乗り替わってしまった






たったこの二言だけど私は妙にひっかかる





多分それはこの前たまたま春野くんに会ったからなのだけれど





別に他の人より春野くんのこと知ってるわけじゃない




だけど


春野くんのあの表情を思い出すとあまり私たちのイメージを押し付けるのは良い気分がしないな





そんなもやもやした気持ちを抱えながらC組女子会はお開きになった