薄塩味の恋愛





なんやかんやではやくも球技会当日




運動神経は悪い方じゃないから足は引っ張らないと思うけどやっぱりバスケ部の舞台よね、球技会って






女子のバスケはなかなか良いメンバーが集まり1回戦は楽々勝利した







2回戦までの間にプリンスを見ようと思って美保と一緒に向かう






だけどどうやらプリンスは私が思ってた以上に人気ですごい混みよう






こんな時こそ私の出番





いつも取り巻き達の間から春野くんを観察してる私は大勢の観客からの間から中を覗く






もうすぐで試合がはじまるよう






「え〜すごい混んでるじゃぁん、ゆきも見たい〜」






後ろからぐいぐい押してくる集団がいると思ったら






あんたらはいつぞやの!




きゃわたん(笑)軍団!






なるほどゆきちゃんも春野くん狙いなのね…






この人達の流れに任せて前に進んじゃお






美保の腕をとってきゃわたん(笑)軍団の後ろを着いていって体育館の端の空いているスペースに座る





『特等席ゲットだぜ!』





「だてに毎日春野くん観察してなかったのね…」






試合が始まると春野くんは純粋にかっこよくて





スリーやフリースローもばんばん決める春野くんに改めて恋心を確認した





春野くんがボールを持つと敵をどんどん抜かしていってシュートが決まる






そんな春野くんがいるから圧倒的にC組が強くて





相手チームは完敗だった






試合が終わると汗がだらだら垂れている春野くんにいつもの倍の人数が押しかけていってもうここまでくると呆気にとられる





「莉奈は行かないの?」





『いやーなんていうかさ、あまりにも格が違いすぎて見てるだけで満足って感じかな』





あとで教室に帰ったら話しかけてみようかな