薄塩味の恋愛





おっと、もうこんなに時間がたってしまった




こんなに長い時間妄想してたらみんなに大便だと思われる






手早く手を洗って早足で席に向かう






どうやら連絡先交換会は終わったようだ…良かった






春野くんは私に気付くと席を空けるよう言ってくれて相変わらず紳士的だった









そこからテストの結果とかバスケ部のこととか話して健全な時間帯にお開きになった




実際のところ私は春野くんと一緒にご飯というシチュエーションに緊張して全然食べれなかったのだが









家に帰りテストを終えた開放感に浸っていると携帯がブーブーと鳴り出した





美保からの通知だ





春野くんに私の連絡先を教えておいたらしい




これはまずい





一体美保はどんなことを言って私の連絡先を渡したのか





不安で仕方ないから美保に電話しちゃおう







『美保ォオオ!!なぜ?ほわい?どうして私の連絡先教えちゃったのさ!』






「まぁ落ち着けって…別に同じクラスだし知ってた方が便利じゃない?ってな理由でおしえたから。変なことは言ってないから大丈夫だって」





『でも私春野くんになんて返せばいいかわかんないもん』






「うーん、莉奈普段絵文字使わなくて無愛想だからせめてビックリマークくらい使ったら?」





『わ、分かった…頑張ります…』







どきどきしながら電話を切ると春野くんからさっそく通知が









来ていなかった






しばらく携帯に正座して待っていたが飽きたので風呂に入りに行く






久々にゆったりと入れた風呂で2時間以上入ってしまった






そういや春野くんから来てるかも



LINEを覗くと見知らぬ人から来ていた





やっぱ緊張してきた…見なかったことに…





でもここで逃げたらせっかく美保がつくってくれたチャンスを無駄に…!






意を決して春野陽成の名前をタッチする






はたからみればあたりさわりのない文だが、私からみると全てが特別に思えてくる






恋ってこんなにもピュアになっちゃうのね






なんだか関くん1に悪いことした気がしてきた…