フルーツバスケットをするから、机をさげてイスだけを取り出そうとしていた。 その時、由莉奈を自然に見てしまった。 由莉奈の顔は…… また…悲しそうな顔をしていた。 どうでもいいことなのに、ほっとけない。 俺は心の中で由莉奈に話しかけた。 「なんで、そんな顔するんだよ?なにがあったんだよ。」 と。 それを言ってから決めた。 由莉奈を笑わせる。 悲しい顔をみるより、笑ってる顔の方が……す、き、だから…。