そんなやつやめて俺を好きになれよ




「だって、私の場合は…」


心菜が話す前に私は質問した。



「誰だったの?」



心菜は顔を真っ赤に染めながら言った。



「誰にも言わない?」


心菜が顔を赤くするなんて初めて見た。



「うん、当たり前じゃん。」