「ジリリリリリッ!!」

またいつも通りの朝が当たり前の

ように俺を起こす。

昨日のことはあまり覚えていない。

いつも通り身支度を済ませて

キッチンに行くと

「剛志!あなたどうしたの?

最近なんか変よ?」

母親が心配そうに俺を

気遣うがこいつも偽物だ。

俺は何も答えずに家を出た。