長いこと偽物の肉体を

エグッていたせいか

もの偽物の原形はなくなっていた。

俺は無性に腹がたった。

偽物は他にもたくさんいる。

俺はとりあえず帰ることにした。

23:00

「剛志!こんな時間まで

何やってたの!!」

母親の偽物が俺を怒鳴る。

「・・・」

俺は一言も話さずそのまま自分の部屋に

戻った。