朝下駄箱から歩いていると

たくさんの人から私をみてる気がする。

気のせいかな…。


『鈴木くん今フリーなんでしょ。』

『俺また佐々木さんを狙おうかな。』


私はそんなことを

言われているのを知らずに

自分の教室に入った。


ガラッ


ここでも視線を感じる。


「まーなーみーっ!」


心咲が慌てて私のところに来た。


「真奈美!

あんた鈴木くんと付き合ってたっけ?」


「付き合ってないよ。

ちゃんと断ったもん。」

すると心咲はほっとして


「じゃあ噂は偽かー。」

噂…?