いじわるな山内くん












「真奈美さん…?」


振り向くと鈴木くんがいた。


「真奈美さん…

山内となんかあったの?」


鈴木くんがそう言うと

山内くんの手は

私の手首から離れた。


「別にただ話してただけだから。」


山内くんは裏庭とは

逆方向に歩いていった。






「…真奈美さん。裏庭行こっか。」

「…うん。」

鈴木くんと私は裏庭まで歩いた。