いじわるな山内くん












「いいよ。」

「じゃあ放課後裏庭で。」

そう言うと教室から出ていった。




出ていった直後に佐々木が教室に入ってきた。

「山内くん、おはよう。」

俺に向かって微笑んだ。

なんだかさっきまでのモヤモヤがすぐなくなった。











そして放課後、

裏庭のベンチに鈴木が座っていた。

俺はその前に行くと

「用件はなに?」

そう言うと鈴木はいたずらな顔をして

「山内って真奈美さんのことが好きでしょ。」

チッ。ばれてるか。

「そうだよ。お前もだろ?」

「当たり前じゃん。」

なんだか余裕だな。