いじわるな山内くん














「あ、私の家ここだから。送ってくれてありがとう。」

「うん。ばいばい。」

鈴木くんは私の頭を撫でてから

来た道を戻っていった。


あれ…?

家近いんじゃなかったんだっけ…?

鈴木くんの家って逆方向じゃん…。

鈴木くん、ありがとう。



私は鈴木くんの後ろ姿が

見えなくなるまで家の前にいた。