いじわるな山内くん












「「わたし(俺)」」

「「あ」」


私たちは息ぴったりで

少しだけ笑ってしまった。

さっきの緊張した空気が

柔らかくなった気がした。


「山内くんからどうぞ。」


「お、おう。」


山内くんは一呼吸すると

真剣な顔になって


「さっき昼休みでも言ったけど

佐々木のことが好きだ。」


と言って私の手を握った。


「…佐々木は俺のことを

どう思ってるの?」


私は恥ずかしくて山内くんの目を

そらそうと思ったけど

なぜかそらせなかった。