ん?誰かな?
そう思い、横を見ると
山内くんがいたということ。
回想していると山内くんを
見すぎてしまったからか
山内くんがこっちを見た。
「…。」
「…?」
無言だけど顔が少し赤い山内くん。
ガタンッ
山内くんが椅子を近づけてきた。
「!?!?」
さっきより近い山内くん。
そんな山内くんの行動に私もドキドキ。
お互い沈黙だけど
なんだか心地よい。
「佐々木…。飲みたいのか…?」
私が見たのはイチゴミルクだと
思ったのかイチゴミルクを差し出してきた。
山内くんのそんな表情に
断ることができず
「う、うん。ありがとう。」
私は一口もらうことにした。
「おいしい…。」

