スノースキャンダル





「あの・・・もうやっぱり遅いし、一人で帰りますね。
本当にありがとうございました。」




そして彼女は会釈をしてそこから去ろうとした




「待って!・・・ください」




俺の口からそう出た




言うはずじゃなかった




「なんですか?」




「やっぱりこんな夜中に女性一人じゃ危ないですよ。送ります」




「本当にいいんですか?」




「はい。・・・コーヒー貰ったし」




そう言って俺たちは彼女の泊まり先に向かった