「美咲さん、顔上げて?」


私が顔を上げると、吉岡先生の顔が近付いてき、私の唇を塞ぐ。

そして、それはだんだん深いものに変わっていき……


「美咲さん……、いい?」

「……うん」


私が頷いた瞬間、身体がふわっと宙に浮く。


「お、重たいよ?」

「大丈夫だよ」


吉岡先生は優しく微笑むと、私をお姫様抱っこしたままベッドへ。


私を優しくベッドに降ろすと、吉岡先生はそのまま私に覆いかぶさる。

そして、甘い口付けを交わしながら、私の身体を服の上から優しく触れる。

それは、とても大切な物を扱うように。

だけど、次第に熱く深いキスに変わっていき……


その夜、私達はベッドの上で何度も何度も絡み合った――…