保健室の甘い時間

だけど、


「その手、邪魔」


吉岡先生に掴まれ、頭の上で両腕を押さえられる。

そして、私の両腕を押さえていない方の手で私の頬に優しく触れる。


「このまま、もっと美咲さんに触れたい……」

「だ、だめ……」

「何で?いいでしょ?」

「誰か来ちゃう」


いくら生徒達は帰ったとはいえ、ここは学校。

まだ残っている先生はいるだろう。


「大丈夫だよ。鍵、閉めたから」

「えっ……」


いつの間に?


驚き固まっていると、吉岡先生の顔が近付いてくる。

そして、私の唇は塞がれ、何度も何度も口付けを交わす。

甘く深いものに変わっていくにつれ


もっと私に触れて欲しい……


そう思い、私も吉岡先生を求める始める。