保健室の甘い時間

そして、そのまま吉岡先生の顔が近付いてき……


私は自然に目を閉じる。

吉岡先生の吐息を近くで感じ、唇に柔らかな感触。

軽く触れるだけのキス。

吉岡先生とのキスに、私の心臓は煩く鳴り響く。

吉岡先生の唇が離れる。

もっと、キスして欲しい。

そう思った私は、吉岡先生をじっと見つめる。

そんな私の気持ちを知ってか知らずか。

また、吉岡先生の顔が近付いてくる。

そして、もう一度、軽く触れるだけのキスをする。

だけど、それは次第に甘く深いものになっていく。

付き合う事もキスも初めてじゃない。

それなりに経験もしている。

だけど、今までに感じた事のないくらいの甘いキス。

そんなキスに私の頭はボーっとなり、ガクンとバランスを崩した。