小さく頷いた私は恥ずかしくて、そのまま俯く。


「やべぇ……。すっげぇ嬉しい」


私は、チラッと吉岡先生の顔を見る。


すると吉岡先生は真っ赤な顔をして照れている。


「あっ……。俺、大事な事、言ってない。ねぇ、先生。顔を上げて下さい」


そう言われた私は、ちゃんと顔を上げ、吉岡先生を見つめる。


「岩瀬先生……。俺と付き合って下さい」


吉岡先生は真剣な目で私を見つめる。


「はい」


ドキドキしながら私は答える。


私の答えを聞き、吉岡先生はすごく嬉しそうな顔を見せる。

そして、見つめ合う私達。

吉岡先生は手を伸ばし、そっと私の頬に触れる――…