もう気にすることないのかなと
思っていると自然とあたしも笑ってた。
ふと純さんを見ると純さんも笑っていた。
純さんに近づいて小声で
「ありがとうございます」
というと純さんは少し照れた顔で
「俺はなにもしてねぇよ。勇気出したのはお前だろ」
と頭を撫でられた。
なんかこっちまで照れてしまった。
「午後からサボってでかけようー」
優が言うといいねいいねー!とのる龍。
「じゃあ鞄持って俺ん家集合で。夢菜、教室で待ってろよ。」
「茜も待ってて。純と迎えに行くから」
純さんはあたしの肩をポンとたたき
裕さんは茜ちゃんのおでこに優しくキスをした。
茜ちゃんはもちろん真っ赤。
トマトみたい。
いいなぁと思う反面怖くなる。

