「そんなに簡単じゃないんです!今までどんな思いして生きてきたか純さんにはわからないです!」
ついカッとなって言ってしまった。
だって本当にそうだから。
きっと私の気持ちはわからない。
「わからねぇよ。でもそんな夢菜の中身を見ねぇ奴らなんて俺はいらねぇ。少なくとも俺はお前を見るつもりだ。」
えっ?
そんなことさらっていっちゃうの?
「…」
なんて言えばいいかわからない。
確かにそうだ。
自分の本質を見もしない人達なんて…。
「すみません。あたし間違ってました。でもバラさないでください!…自分で伝えたいので。」
「おう!それが夢菜だろ」
そういってそろそろ帰るかー
家まで送るといわれそのまま送ってもらった。

