信用…。



考えてもなかった。



不良は嫌って思ってきたし
今もそう思ってるけど
純さんはわかってもらおうとしてる。




あたしは?


わかってもらおうなんて
思わなかった。




それに…どんな人か見ようとも…。




裕次郎さんが言ってた思ってるほど
悪いやつじゃないってこういうことなのかも?




「ごめんなさい。」




「なんで急に謝るんだよ?」




「あたし、純さんのことただの不良だって思って悪い人って決めつけてました」




「そんなことはいいから…」



そういうとグッと顔が近づいて



「純って呼べ」



そう言って頭を撫でられた。



キスされるかと思った…。



ドキドキしてまともに顔が見れないよ。


好きとかじゃないけど
ちょっとは信じてもいいかもね。