私の彼氏はヤンキーなのです。


屋上に着くと案の定
裕次郎さんと澤村純こと純さんが
ぼーっとタバコを吸っていた。





「茜ー!こっちおいで」



裕次郎さんは茜ちゃんともうラブラブ
つか付き合ってるんじゃないの?



「裕さん、あのクッキー作ったからよかったらどうぞ」



茜ちゃんは照れながらクッキーを
渡して裕次郎さんはそんな茜ちゃんに
ポッと赤くなった。




うん、青春だねー。




あたしは適当なところに座って
お弁当を広げた。




「なぁ」



ふと隣から声がした。



「なんでしょう?」





「メールみたか?」





「みましたよ?」





「じゃあ返事返せよ」