純side



今日はあの女に振り回された。




いや、振り回してたのは俺か




でも好きかどうかは知らねぇけど
なんとなくあいつを
俺のものにしたかった



とにかく興味がわいて仕方なかった。



そんなことを考えながら
俺はマンションに戻った。


部屋に入ると裕が
テレビをみていた。




「おかえりー」






「ただいまーってなんでいるんだよ」





「いやさ、夢菜ちゃんにえらくぞっこんだと思いまして。」




ニヤニヤと裕はこっちを見ている。




「別にそういうのじゃないから」





「へぇー。あんなに俺の夢菜発言してたのにね」




なんだよ。



あいつは俺のものなんだから
言ってもいいに決まってるだろ。