「おいこら!優に龍離れろ!」
「えぇー、純ちゃんのじゃないでしょー?」
「そそー、俺たちが見つけたんだし」
すると純さんがあたしを2人から
引っぺがして抱き寄せた。
「俺の夢菜だ!」
そういわれてドキドキしてしまうのは
なぜだろう…。
つかなにみんなで好き勝手言ってるわけ!?
「いや、だから純さんのじゃないですって。」
「ほらー、純ちゃんのじゃないじゃん。」
「嘘つきー」
すると2人はまたあたしに抱きついた。
なんなんだいったい…。
裕次郎さんにヘルプのアイコンタクトを送るとすっと立ち上がってはいはいといった。
「まず優と龍は自己紹介しなよ。夢菜ちゃん困ってるでしょ?」
2人はあたしから離れて
「俺、藤田優(ふじた まさる)!」
「同じく、藤田龍(ふじた りゅう)!」
「「俺たち双子なんだ!よろしくね」」
そういうとあたしに手を差し出した 。

