私の彼氏はヤンキーなのです。

夢菜side


うわぁー、からかわれたー



なんなのよ!


ちょっと…ちょっとだけ
ドキドキしちゃったじゃない…。




なんでドキドキなんかしてるんだろ…
好きでもないのにバカみたい。



純さんがあたしを好きになることも
その逆もありえないのに
無駄に緊張させないでよね!



そんなことを考えながら
純さんのあとをついていくと
澤村と表札のある部屋についた。



純さんが先に入ると
少しタバコの臭いがした。




「裕いるー?」




純さんが声をかけると奥でおーっと
声が聞こえてそのままリビングへと
歩いた。