なになになになに!?
この状況なに!?
顔から火が出そうなほど暑くなって
熱が伝わっちゃいそうなほど
純さんは近づいた。
「じゅ、純さん…?」
「…純って呼べよ」
はい?
首をかしげると純って呼べといって
あたしの頭をなでてまた少し離れた。
なに照れちゃってんのあたし!?
なに顔赤くなっちゃってんの!?
なにドキドキしちゃってんのよー!!?
と心の中で叫びながら
純さんをみると携帯を取り出して
ID教えてと言ってきた。
なんか調子狂うというか
タイミングが絶妙すぎるというか…。
いくらヤンキーが嫌いでも
イケメンの顔が目の前にあったらそりゃドキドキもしますよ!!
でもこのドキドキは違うから!!
恋とかそういうのじゃないから!!
と頭の中で独り言を叫んだ。

