あたしは純さんに手を引かれて
空き教室に入った。



「で、いったいなんなんですか!?」



「いや、LIME聞こうとおもって」




はい!?
LIMEのためにここまでつれてきたの!?



あたしは呆れてはぁとため息をついた。



「念のために聞きますが、純さん授業はどーしたんですか?」




「あぁ?出るわけねぇだろ」



ですよねー

聞いたあたしがバカでした。



「そんな顔すんなよ。俺とサボれて嬉しいだろ?」




「純さんとサボれても嬉しくないしデメリットの塊です」




すると純さんはあたしの隣に座ると
じっとあたしを見つめた。



「な、なんですか?」



純さんは何も言わずに
ただじっと見つめている。
なんだか恥ずかしくなって視線をそらすと



「俺をみろ」



といって顎をクイっと挙げられた