夢奈side


茜ちゃんと教室に戻ってきて
それぞれ席につくと
教科書の準備をした。


次は現代文だっけ?



眠くなるなぁー。



こんなことを考えていると
先生が入ってきた。



日直の号令で着席すると
後ろのドアが勢いよく開いた。



「おい、夢菜!!」



!!!




澤村純!?



クラス全員があたしに注目



「ちょっと!何考えてるんですか!じゅ、授業中ですよ!?」




「あぁ?んなもん関係ねぇよ。こい」




そういうと純さんは
あたしの手を引いて教室をでた。


教室からはわぁ!とかきゃー!とか
なんとかかんとか…
そして先生の怒りの声と…



あぁー
あたしどうなっちゃうの?


知り合い程度のこの人は
どこまでひっかきまわすのでしょうか…