私の彼氏はヤンキーなのです。

「あはは、純さんあたしも全然興味ないんで安心してください」




うわっ、言っちゃった。

上級生しかもヤンキーの人に
こんなこと言うのさすがにまずかったかな?




その場は少し沈黙した。



茜ちゃんと瑞希はえっ?って顔してて
裕次郎さんはくすくす笑ってる。




「へぇー、そーかよ。そんなに言うなら…」




えっ、なに?



純さんはあたしの前まで歩いてきて
あたしの耳元で




「俺のことしか興味なくなるぐらい惚れさせてやるよ」




と囁いた。





ドキッと心臓が一回跳ねて
背中がゾワゾワっとした。




それだけいうと純さんは
自販機行ってくるわーと瑞希をつれて
屋上を出て行った。