ーパシッ
「……え?」
俺はいつの間にか実彩の腕を掴んでいた。
「……隆弘?」
困った顔をしている実彩と対照的に腕の力は強くなっていく。
「隆弘痛いよ……」
顔を歪めている実彩にまで思いを寄せてるなんて笑える。
「隆弘離して」
実彩は少しずつ抵抗するようになるがなぜだろう。
俺は無意識に腕の力を益々強くしている。
「隆弘!!離して!!」
実彩の必死な叫びに少しは緩めたが、まだ実彩の腕は俺に掴まれている。
「隆弘どうしたの?何か変だよ?本当に何かあ……きゃっ」
俺の腕の中に温かい温もりを感じる。
「え?ちょ、隆弘?」
実彩は弱々しく抵抗するが俺の力には叶わない。
俺は何をやってるんだ。
頭ではそう思って今すぐ離れたいのに体が言うことをきかない。
でも大体わかってる、このままでいたいなんて思ってることを。
このまま離すとどこかに行ってしまいそうだということも。
でももう手遅れだ。
こんな行動をしたら俺達の関係は悪化することなんて。
だから、なおさらこの手を離したくないんだ。
このままいっそ、時が止まって俺の腕の中にずっと実彩がいて欲しいと叶わない願望まで抱いている。
俺はきっと重症だ。
自分で自分を止めれなくなってきている。
「ねぇ、隆弘……」
だんだん実彩の声も抵抗も弱くなってきているのはわかっている。
だからなおさらこのままずっと実彩がここにいてくれることを願ってしまうんだ。
「……え?」
俺はいつの間にか実彩の腕を掴んでいた。
「……隆弘?」
困った顔をしている実彩と対照的に腕の力は強くなっていく。
「隆弘痛いよ……」
顔を歪めている実彩にまで思いを寄せてるなんて笑える。
「隆弘離して」
実彩は少しずつ抵抗するようになるがなぜだろう。
俺は無意識に腕の力を益々強くしている。
「隆弘!!離して!!」
実彩の必死な叫びに少しは緩めたが、まだ実彩の腕は俺に掴まれている。
「隆弘どうしたの?何か変だよ?本当に何かあ……きゃっ」
俺の腕の中に温かい温もりを感じる。
「え?ちょ、隆弘?」
実彩は弱々しく抵抗するが俺の力には叶わない。
俺は何をやってるんだ。
頭ではそう思って今すぐ離れたいのに体が言うことをきかない。
でも大体わかってる、このままでいたいなんて思ってることを。
このまま離すとどこかに行ってしまいそうだということも。
でももう手遅れだ。
こんな行動をしたら俺達の関係は悪化することなんて。
だから、なおさらこの手を離したくないんだ。
このままいっそ、時が止まって俺の腕の中にずっと実彩がいて欲しいと叶わない願望まで抱いている。
俺はきっと重症だ。
自分で自分を止めれなくなってきている。
「ねぇ、隆弘……」
だんだん実彩の声も抵抗も弱くなってきているのはわかっている。
だからなおさらこのままずっと実彩がここにいてくれることを願ってしまうんだ。

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