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俺たちが騒いでから数日後……

「おはよーうなぎー♪」

俺はいつもこんなテンションだから違和感なく俺らの溜まり場に来た。

「……はよ」

中に居たのは秀と真司。

秀は爆睡してるけど……。

「あれ?光は?」
「まだ来てないで?また寝坊したんちゃう?」

前とは違ってクールボーイになっている真司に少し驚く。

「つーか、またあいつ寝坊かよー。俺が直人に怒られるんだからやめてくれよー」
「隆もいつも寝坊してるやないか」
「あ、そうだった」
「人の事言う前に自分ちゃんとせんとあかんとやろ」
「……はい」

俺が少しシュンとしていると……

「セーフ!!」

思いっきりドアを開けて入って来たのは光。

「アウトや」
「は!?んな訳ねーだろ!!俺めっちゃ走ったんだぞ!!そんなはずない!!」
「時計見てみ?もう過ぎとるわ。さっきにっしー来た時がギリギリセーフや。走ったのに間に合わなかったんやったら体力落ちたんちゃう?」
「そんなー……」

光はその場に倒れ込む。

「光やめとき。ここ汚いで」
「あ、でもまだ直人来てない!!よし、セーフだ!!」
「アウトや。光マジでそこ寝っ転がらないほうがいいで?」

そんな二人の会話を微笑ましく見ていると……

「全員揃ってるかー?」

直人が入ってきた。

「ってうぉ!!光何そんなとこに転がってんだよ!!しかも秀寝てるし!!」

溜まり場の様子を見て苦笑いの直人。

「ほんまや。おい、秀起きなあかんでー。ちょっと隆起こしてきてくれや」
「へいへい」

俺は真司に言われた通り秀を起こす。

「おい、秀ーゆかりんが来たぞー」
「うぉ!!友香理!?」

あっさりとすぐ起きた秀。

どんだけだよ……。

「っていないし……騙したな!!」
「はいはい。直人来たから来いよ」

そして俺達は再び直人くんの元へ……

「今日はみんなに知らせがあってな」

直人の言葉で一気にシーンとなる。