「大丈夫よ?私こう見えても社長の娘なんだから」

……へ?

「だから私が前のマネージャーみたいなことしたら親子の縁切られちゃうから」

そういってクスッと笑う真宮さん。

「でも社長と名字違いますよね?」
「あ、私結婚してるのよ!!ごめんなさいね言ってなくて」

え!?結婚!?

私達とそんなに歳変わらないでしょ!!

「それと私いろいろ経験しているから大丈夫よ?仕事も今までどうりにたくさん入ってるし……だから私に任せて?」

そう言われた時私は涙が出るかと思った。

もうあいつに会わなくていい……

そしてこんなに優しそうなマネージャーさんになってくれて……私は地獄から天国に昇ってきた感じだ。

「「やったーーーー!!」」

私と杏奈は二人で抱き合って涙を流した。

「これからよろしくお願いします真宮さん」

私は軽く頭を下げた。

「こちらこそ。あ、それと私のことは友香理って呼んで?それに私達2つ違いだからタメでいいよ?」

友香理は私達の頭を優しく撫でてもらい泣きしていた。

でも本当に友香理には感謝している。

これから私達は友香理を必要としていくし、最大の親友になるから。

それに……友香理がこれからの出逢いを運んでくれたんだ……