その後も他愛ない会話をしながらクラスまで歩きました。

…ガラッ…
「おはよ〜」
といつも通りに、クラスの中に入って行くと…中に居た皆がシーンと静かになりました。

「あれ?私なんか変なとこでもある?」

と聞くと鈴ちゃんが来てくれました。

「あんたねぇ…
その髪の毛どーしたのよ。
茶髪に染めてるじゃない?」

「あぁ…イメチェンだよ!」
というとクラスのみんなは…目が点になってました。
「あの…夏樹ちゃんが…イメチェン?
少し着崩しも完璧…少し可愛っっごふっっっっ……!!!」
そう言ったクラスの男子A君が要に殴られました。
「あれ?どうしたの?」
と私が呟いたら、険悪な雰囲気を察して鈴ちゃんが
「あれは気にしなくていいの!
とりあえず、ほらっ!散れ散れぇーー」

と皆をまとめてくれました。なんて頼もしい…