僕は君の名前を呼ぶ



適当にご飯を済ませ、温かいお風呂へ。


「夢……かあ…」


青木と話したことを思い出す。

学校の先生かぁ、かっこいいな。


わたしはあのときのことは青木に話すまで誰にも話さずにここまで来た。


小学校や中学校には何でも話せる仲のいい先生や保健室の先生がいた。

けど、高校にはそんな先生はいないし、仲のいい先生とは疎遠になってしまった。


なぜか、青木には話すことができそうだなって直感的に思ったの。


思いきって話してみたら解決法を導いてもらったわけじゃないのに心がスッとしたんだ。

昔、悩みを先生に話したときみたいに。