僕の世界は、もうとっくに

君中心に回っていた。


他の誰でもない、君だけが

僕の世界の全てなんだ。




君のいない世界は、

僕の世界じゃない。




君がいなきゃ何も出来ない

ダメで弱い男だけど、

どうか僕の胸の中に戻って来て。


君の手を簡単に離してしまう

どうしょうもない男だけど、

今度は絶対に離さないから。

だからもう一度手を繋ごう。




そのときには、

精一杯の力で君を抱きしめて

何度も何度でも君の名前を呼ぼう。




僕はずっとここにいるから。

ここで数え切れないくらい

ずっとずっと君の名前を呼ぶから、

君はいつまでも

僕の隣で笑っていて──。