僕は君の名前を呼ぶ



次の週の金曜日。

図書委員の仕事がある日がまたやって来た。


表情には出ていない(俺の中ではの話だから、隆太からしたらにやけていたかもしれない)が、実は金曜日が楽しみで楽しみで仕方なかった。

仕事は面倒だけど、橘さんに会えるから。


ホームルームが終わり俺は先週のように荷物をまとめてひとりで図書室に向かった。


まだ橘さんは来ていないようだったので安心した。



「今日はふたりでカウンターで作業してちょうだい」と司書の先生に指示されたので俺はカウンターで橘さんを待つことにした。