僕は君の名前を呼ぶ



この反応、バッチリ聞こえてただろ…。


今度は俺が彩花ちゃんが赤くなっているのを見たい。


よし。


「かわいい。スッゲーかわいいよ」


「ありがと…。洋服選びもメイクも頑張ったから嬉しいよ」


「彩花ちゃん、真っ赤だよ?」


いつもの仕返し、できたかな。


「うるさいっ。ほら、早く行こっ!」


プンプンしている彩花ちゃんでさえ、かわいくて仕方がないよ。


「ごめん、本当は時間に余裕があるときに来て気が利いたことでもしたかったんだけど…。受験終わったらまたどっか行こうな」


彩花ちゃんは一瞬表情を曇らせたが、すぐ笑顔になって「海斗くんといれるならどこでも嬉しいよ」と言った。