「~~~~~っ!“病は気から”って言うでしょ!大丈夫、原因はわかってるの!」
「え、雨に当たって体が冷えたからじゃないのか?」
「それもあるけど、他にも理由はあるの…」
「理由がわかってるんなら俺にも教えてよ。協力させて欲しい」
「な、内緒っ。あー、わたし眠いなー!」
顔をほんのり赤くしながら、わざとらしく棒読みする橘。
俺は大真面目に言ったのにはぐらかされてしまったみいだ。
体調が悪いんじゃないならいいんだけど、気になってしかたない。
「じゃあ、おやすみ。何かあったらすぐ呼んでな?」
「ありがとう。おやすみなさい」

