そのあと、実行委員は後片付けがあり、体育館に残って用具などを片付けた。 「南くん、優勝おめでとう」 片付けをしながら南くんにそう言う。 「ありがとう」 南くんは柔らかく笑ってくれた。 その笑顔を見て、やっぱり南くんが好きだなあと思った。 好きな気持ちは、失くせるはずがなかった。