それからゆっくりと降下していき、ようやく私は地面に立った。 「おい、塔田」 深呼吸をしていると、南くんが塔田くんになにかを話しているのが目に映った。 「…だから俺もだけど、ちゃんと確認してから乗ること」 「増川ぁーっ! マジすまん!」 「え、え?」 「高いとこ苦手だって今聞いた! ごめんな、勝手に引っ張って…」 塔田くんは今にも土下座しそうな勢いで、私は慌てて手を振った。 「大丈夫だよ!気にしないで!」 そう言うと、塔田くんは心底ほっとした顔をした。