「あの…っ、ほんとにだいじょ…」 「よし、帰ろう。学祭あるのに風邪引いたら大変だし」 学祭…。 そうだ。今ただでさえ、私の理解力がないばかりに薺ちゃんを困らせちゃったのに、風邪まで引いたらもっと迷惑かけちゃうよね…。 図々しいのはわかってるけど…ここは、お世話に…なろうか、な…。 「ほら、おいで」 「…す、すみません…」 私はその人の傘に入れてもらい、学校をあとにした。