大量の課題も頑張って終わらせ、いよいよ3学期が始まる。 「美和、おはよー!」 「薺ちゃんおはよう!」 「美和、おはよう」 「え?」 教室で薺ちゃんと話しているところ、後ろから声をかけられる。 振り返ると、高嶋くんが立っていた。 「おはよう、高嶋くん」 「あのさ、今日の放課後、図書室来てくれる?」 「図書室…? うん、わかった」 頷くと、「じゃあ、放課後にまたね」と言った高嶋くんは男子の集まりのところに行って話しはじめた。