「え! 高嶋くん良いよ、切符買えるから!」 「良いんだって、俺が誘ったんだから。これくらいさせてよ」 高嶋くんが買ってくれた切符で電車に乗った。 「…ねぇ高嶋くん。今日どうしたの? 急にメール来たからびっくりした」 「ほら、この前お礼させてって言ってたじゃん。それ。今日1日付き合って」 …あ! それのことかあ。 「高嶋くん、これどこ向かってるの?」 「うん? 内緒。着いてからのお楽しみ」 「ええ〜」 高嶋くんは笑うだけで、結局、目的の駅に着くまで教えてくれなかった。