「公園なんて来たのいつぶりだろ? 小学生以来かな?」
無邪気に笑った汐浬ちゃんは、ブランコに座った。
私も隣のブランコに座った。
私も昔からインドアで、公園なんてめったに来なかった。
ものすごい久しぶりのブランコを漕ぎながら、しばらく今日の球技大会の話をしていた。
ーーーするといきなりブランコを漕ぐのをやめた汐浬ちゃんが、唐突に話を切り出した。
「…ねぇ、美和ちゃんて、悠弦くんと、付き合ってるの…?」
「えっ」
難しい表情で、そう聞かれた。
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